他社製コンテナーのメンテナンス費用
参考文献:「手術器械用滅菌コンテナの機能点検の重要性」医療機器学 2020
他社製コンテナーのメンテナンス費用に関する上記資料を抜粋してご紹介します。
アルミニウム製で滅菌ごとのペーパーフィルターの交換が必要なタイプの滅菌コンテナーです。
198個のコンテナーのうち、48%の95個で不具合(53個修理+42個交換)があり、修理費用は3,235,000円かかっています。
運用5年以内の18個でも、28%の5個が不具合で、そのうち2個は修理不能で交換となっています。
点検した滅菌コンテナーの製造年と修理・交換数
運用年
不明
19以上
18
15
8
6
4
2
1
合計
要修理
0
1
2
0
0
47
0
3
0
53
要交換
1
1
6
1
0
31
1
0
1
42
正常
0
0
0
0
1
89
0
9
4
103
合計
1
2
8
1
1
167
1
12
5
198
参考文献:「医療現場における滅菌保証のガイドライン2021」日本医療機器学会
18.滅菌包装のバリデーション
表18-1 滅菌コンテナに使用される材質と特性
滅菌コンテナーiCon なら
・フィルターは本体に固定され交換不要なので、何度もつけたりはずしたりすることでパーツが緩んだり、摩耗したりすることがありません。
・iConはフタも本体もポリフェニルサルフォン製で弾力があるので、「医療現場における滅菌保証のガイドライン2021」の表18.1にあるように、ぶつけても変形することがなく、破損が少ないという特性があります。
・モデルチェンジ等の改良を重ねてきましたので、近年では割れが発生してしまう確率は、5年以内で約1%、10年以内で5%未満です。また、軽微な割れは修理可能です。
・不正や誤用がなく、ご使用から5年以内であれば補償期間内なので修理費用はかかりません。
トータルでメンテナンス費用を抑えることができます。